foolishpride.
2009-11-15
マルセル・F・ラントーム「騙し絵」
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1946年発表、フランス産本格ミステリ。作者は英米の探偵小説を読み漁り、その影響下でこの作品をものしたそうであります。実際、これでもか、というくらいにアイディアが詰め込まれていて、その密度が凄い。「読者への挑戦」まで用意されてるんですから堪えられません。 ポール・アルテより濃い...
2009-11-08
アントニイ・バークリー「ジャンピング・ジェニイ」
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「ぼくにはまるで探偵小説みたいに思えるな。ほら、殺人者が自分から名探偵のもとに駆けこんで、事件を引き受けてほしいと頼むようなやつさ。結局、そいつが殺人犯であり、同時に底なしの間抜けでもあることを証明するだけなんだけどね」 (203ページ) 昔、国書刊行会から出たものの文庫化で...
2009-10-25
深水黎一郎「花窗玻璃 - シャガールの黙示」
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フランスにあるランス大聖堂にそびえる塔から男性が転落死。現場は密室状態で、警察は自殺として処理。だが、半年後にその転落事件の目撃者が死体に。二人とも死の直前に、聖堂内にあるシャガール作のステンドグラスに見入っていたようなのだが。 深水黎一郎の「芸術探偵シリーズ」(帯にそう書...
2009-10-04
WIT' YO BADD SELF !
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ジェイムズ・ブラウンの "Say It Loud – I'm Black And I'm Proud" という曲、初めて聴いたときは、実はそれほど凄いとは思わなかった。威勢のいい歌詞とは裏腹に、どこかのんびりとして盛り上がりきらない。この曲の...
2009-10-03
歌野晶午「密室殺人ゲーム2.0」
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『密室殺人ゲーム王手飛車取り』の続編。 前作のラストがカタストロフを予感させるものであったのですが、今作ではそういうことが何もなかったかのように、殺人ゲームが継続されるので、大きな違和感を呑み込んだまま読み進めることになります。 で、その辺の事情は物語後半に明かされるのですが、...
2009-09-21
アントニー・レジューン「ミスター・ディアボロ」
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1960年作品。 黄金期の本格、特にディクスン・カーを意識したようなミステリであり、17世紀に起こったと伝えられる怪事件、それにまつわる人物が現代に甦って、衆人監視のもとでの消失や密室殺人を起す、という如何にもゾクゾクしそうな道具立てなのだが、カーのようなケレンが薄く、淡々と...
2009-09-13
ヘレン・マクロイ「幽霊の2/3」
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長らく入手難であった『幽霊の2/3』がめでたく新訳で出ました。同じ作者の『殺す者と殺される者』もそのうち出るらしいので楽しみであります。 さて、内容ですが。出版社社長宅で行われたパーティで人気作家が毒殺されてしまう。 古典的な謎解きを期待していると毒殺トリックや誰がやったの...
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