foolishpride.
2021-09-11
三津田信三「忌名の如き贄るもの」
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三年ぶりとなる刀城言耶ものの新作長編。 一時期、作品が複雑・長大化していたのだが、今作はかなりすっきりとした仕上がり。シリーズ初期作にも通ずるテンポ、キレの良さを感じます。 例によって冒頭部分で、ある登場人物の体験した怪異が語られる。その部分の引きは強いものなのだけれど、...
2021-08-23
エラリー・クイーン「消える魔術師の冒険 聴取者への挑戦IV」
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3年ぶりとなる飯城勇三編・訳のシナリオ集でありますが、いいのがまだ残っているや否や。 今回、収録されているのは雑誌などで活字化された作品ではなく、ラジオドラマの脚本から直接、起こしたものだそう。で、その脚本は中国の熱心なクイーン・ファンより飯城氏に提供されたものということで...
2021-08-12
エラリイ・クイーン「悪の起源」
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1951年長編。再読です。 ハリウッドのホテルに滞在するエラリイのところへ事件が持ち込まれる。この導入部分が私立探偵小説もののパロディのようであって、ちょっと気持ちが悪い。以降、エラリイはセクシーな人妻を相手にした欲情を押さえ込みながら探偵していきます。 小説としては会話...
2021-07-04
アレックス・パヴェージ「第八の探偵」
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1940年代初めに私家版として作られた短編集「ホワイトの殺人事件集」。25年以上あとになって、それを商業的に出したい、という話が出版者から作者のもとに持ち込まれた。 昨年に英国で出た、新人作家のデビュー作ですね。 「ホワイトの殺人事件集」には七つの短編が含まれており、作中...
2021-06-27
Johnny Hammond / Gambler's Life
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1974年、CTIのサブレーベルであるSalvationからの一枚。 プロデュースはスカイ・ハイ・プロダクション、つまりはマイゼル兄弟の作品だ。 以上で済ませても何も問題はなさそうでもある。しないけど。 実は個人的にはスカイ・ハイのサウンドはあまり好みに合わないことが多...
2021-05-29
Twinn Connexion / Twinn Connexion (eponymous title)
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いわゆるソフトロックが一部の音楽ファンの間でもてはやされていた頃には人気があったけれど、今ではどうかしら。1968年、米Deccaからリリースされた一枚。 プロデュースはソングライターとして知られるジェリー・ケラーで、全曲の作曲、アレンジもデイヴ・ブルームというひとと組んで...
2021-05-04
小森収・編「短編ミステリの二百年3」
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三巻目はM・D・ポーストのアンクル・アブナーもの 「ナボテの葡萄園」 で幕を開けます。相当に時代が戻った感がありますが、実際に発表された時代に対して、作品内で描かれているのは百年ほど昔の世界らしく、そのせいで余計に古い印象を受けるのだな。 とはいえ、クラシックであるこの作品...
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