foolishpride.
ラベル
読書
の投稿を表示しています。
すべての投稿を表示
ラベル
読書
の投稿を表示しています。
すべての投稿を表示
2026-02-23
エラリー・クイーン「シャム双子の謎」
›
1933年長編。 山火事で孤立した屋敷を舞台にした、クローズド・サークルものであります。殺人事件の謎と、次第に迫ってくる自然の脅威の二本立てですが、ミステリとしてはクイーンの初期作品中でもかなりシンプルなほうだと思う。容疑者がはじめから限られ、その行動範囲も狭いのです。 ...
2026-01-21
アンソニー・ホロヴィッツ「マーブル館殺人事件」
›
昨年英国で出された、スーザン・ライランド&名探偵アティカス・ピュントもの新作長編。 前作 ではギリシャに移住していたスーザンは、結局ロンドンに戻りフリーランスの編集者として働くこととなった。スーザンって55歳なんだな、結構大変。 で、彼女にオファーがあった仕事、それはアテ...
2025-11-03
フランシス・ビーディング「イーストレップス連続殺人」
›
1931年の英国作品。 タイトル通り連続殺人、その犯人探しのミステリであります。本書のはじめには物語の舞台、イーストレップス周辺の地図が置かれているのだが、そこには殺人現場の位置が示されており、あらかじめ何人以上が殺害されるのかがわかってしまう。 イーストレップスは観光...
2025-10-12
アンディ・ウィアー「プロジェクト・ヘイル・メアリー」
›
2021年長編。 とりあえず前知識を入れずに読むのがいい、と聞いたので本当にそうしてみました。といっても、カバー絵を見れば宇宙を舞台にしたものなのだろうな、ということくらいは見当がつく。 また、本のはじめには口絵がついていて、ああ、これの話なのね、ということもわかってしま...
2025-09-13
エリザベス・フェラーズ「さまよえる未亡人たち」
›
1962年のノンシリーズ長編。 長い海外生活から英国に帰国した青年ロビン。彼が休暇旅行先で一緒になったグループの間で事故が起こるのだが、それが殺人ではないか、というお話。 240ページくらいしかないのですが、取っ掛かりにちょっと手こずった。 主人公のロビンは、思うとこ...
2025-07-23
宝樹「三体X 観想之宙」
›
劉慈欣の 「三体」 シリーズ三部作、その二次創作であります。 物語はシリーズ完結編である 『三体III 死神永生』 の裏面、という感じで始まり、主人公は『死神~』の登場人物であった雲天明(ユン・ティエンミン)。『死神~』の終盤では、意図的に人間ドラマの部分を断ち切っていて、...
2025-07-05
カーター・ディクスン「爬虫類館の殺人」
›
1944年のヘンリ・メルヴェール卿もの長編、その新訳です。 この作品は旧訳でも読んでいるのだけれど、有名な密室トリックはシンプルかつ独特なこともあって、もはや忘れようがない。 そういう状態で読み始めましたが、冒頭からカーの典型的なロマンスが始まって、ややうんざり。 扉や...
2025-06-26
ダシール・ハメット「マルタの鷹【新訳版】」
›
田口俊樹による新訳。もう何度も訳され、そのたびに読んできた作品なので、虚心に筋を追って読むことが出来なくなっている。 今回、気になったのはエフィ・ペリン、探偵事務所の秘書だ。このペリンがサム・スペードと会話している部分は小説の他のところと温度が違う。というかスペードの態度が...
2025-05-18
ベンジャミン・スティーヴンソン「ぼくの家族はみんな誰かを殺してる」
›
2022年の豪州産ミステリ、500ページと少しある。作品の舞台もオーストラリアなのかは、 読み始めてもすぐにはわからない。 乾いたユーモアを存分に交えた一人称は、ミステリ創作指南の本を書く作家、アーネストによるものだ。プロローグにおいてアーネストは、これから語る自分の体験談が...
2025-04-19
ポール・アルテ「あやかしの裏通り」
›
フランスでは2005年に発表された〈名探偵「オーウェン・バーンズ」シリーズ〉もの。わたしはポール・アルテについては早川のポケミスで出たものしか読んでいなくて、こちらのシリーズは初めてです。このオーウェン・バーンズものは、本国ではすでに長編8作(といくつかの短編)で完結していて、...
2025-04-05
劉慈欣「三体0 球状閃電」
›
〈三体〉シリーズの番外編のようなタイトルですが、中国では2004年と 『三体』 よりもこちらの方が発表されたのは先であって、「三体0」というのは我が国で出版される際、独自につけられたもののよう。 今作の中心にあるのは「球電」という物理現象。これは架空のものではなく、雷雨時に...
2025-03-29
R・オースティン・フリーマン「ソーンダイク博士短編全集Ⅰ 歌う骨」
›
<クイーンの定員>にも選ばれたふたつの短編集を収録。この本は4年ほど前に読みかけていたのだけれど、半分くらいのところで放置していました。で、もう一度、頭から読み直した次第。 まずは1909年に出た第一短編集『ジョン・ソーンダイクの事件記録』から。八作品が収録されています。...
2025-03-20
ジェローム・ルブリ「魔王の島」
›
このフランスの作家さんの長編はふたつ翻訳されているのですが、その評判はどちらも毀誉褒貶相半ばというところ。下げているほうも本気っぽいようなのをお見受けして、逆に興味をひかれた次第。まあ、読んでみなければ始まらない。 この『魔王の島』は──2019年に発表された第三長編で、母...
2025-02-07
平石貴樹「室蘭地球岬のフィナーレ」
›
昨年発表された長編で、函館を舞台にしたシリーズの最終作です。 関係者が重複した事件が断続的に三度起こるのだが、個々の事件の結びつきが見出しにくい。シリーズのこれまでの作品同様、複雑に絡み合った人間関係が背景にあり、さらに遠い過去にも何やら因縁が。 前作 の後、探偵役である...
2025-01-25
ジャニス・ハレット「アルパートンの天使たち」
›
英国では2023年に出されたジャニス・ハレットの第三長編。文庫で750ページ弱と、デビュー作であった 『ポピーのためにできること』 より、ちょっとだけ厚い。ページの余白が多いので、実際の分量としては見かけほどでもないのですが。 今作も地の文がなく、メッセージ・アプリのログにメ...
2025-01-09
有栖川有栖「砂男」
›
6作品が収録された短編集。文庫オリジナルの企画ですが、入っているのが単行本未収録作品ばかりとあっては見逃せない。選定のしばりから、書かれた時代がばらばらなだけでなく、江上次郎ものと火村英生ものの両シリーズが共存するという事態が発生しています。まあ、一編ずつ読むには関係はないので...
2025-01-03
「有栖川有栖に捧げる七つの謎」
›
若手作家7人による有栖川有栖トリビュート作品集。緩いものかと思いきや、みなさん本気。純粋にミステリ短編として力のこもったものが揃っており、かつテイストもさまざま。 青崎有吾 「縄、綱、ロープ」 火村英生ものの、相当に完成度が高いパスティーシュ。知らずに読んだら有栖川有栖...
2024-12-31
アントニイ・バークリー「地下室の殺人」
›
とある住宅の地下室、その床下から女性の射殺体が発見される。調査にあたったモーズビー警部は、苦心の末に被害者の身元を突き止める。彼女はある学校で働いていたのだが、モーズビーは友人の小説家ロジャー・シェリンガムがそこで臨時に授業を行っていたことを思い出し、彼のもとを訪ねるのだった。...
2024-12-01
アンソニー・ホロヴィッツ「死はすぐそばに」
›
探偵ホーソーンもののシリーズ5作目で、英国でも出たのは今年だそう。 これまでの作品ではすべてワトソン役であるホロヴィッツによる一人称で語られていたのだが、今作は三人称を採用、事件関係者たちの視点より物語が始まる。そこでは殺人が起こる以前、被害者が皆からいかに嫌われていたかが...
2024-11-09
孫沁文「厳冬之棺」
›
昨年邦訳された華文ミステリで、本国では2018年に発表されたもの。著者である孫沁文(スン・チンウェン)は2008年にデビューして以来、密室ものの短編を多数発表してきたそうですが、長編としてはこれが第一作ということ。 いわく因縁のある一族の中で連続して起こる密室殺人が扱われ...
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示