2009-08-05

Freda Payne / Band Of Gold


フリーダ・ペインがインヴィクタスからリリースした音源を、コンプリートで収めた2枚組CDが最近英エドセルから出ました。2001年に英サンクチュアリから出た同趣向のものも僕は持ってるのだけれど、そちらは曲順がオリジナルアルバム通りではないので、新たに購入。まあ、お金の無駄遣いですね。あと、同時にチェアメン・オブ・ザ・ボードの全音源を収めたものも出たので、ダブリ上等でこちらも購入。ちょっとでも音が良くなってれば、という言い訳を自分自身に対してしながら。ああ、無駄遣いだともさ。

「Band Of Gold」はフリーダ・ペインが1970年に、インヴィクタスからでは最初にリリースしたアルバム。
モータウンから独立したホランド=ドジャー=ホランドが設立したインヴィクタスおよびホット・ワックス。フリーダ・ペインはそこにおける新たなダイアナ・ロスであったのかな。
彼女はインヴィクタス以前にはジャズを歌っていたそうで、なるほど聴いていても、それほどソウル的な力感を感じるヴォーカルではない。けれど、可愛らしい声でしっかり歌っていて、好感が持てます。気張ると却って子供っぽく響くのだけれど、それも悪くないです。ちゃんと伝わってくる。

音のほうはモータウン時代のH=D=Hのアレンジの流れを汲みながら、ミックスではストリングスの音量控えめ、リズムが強めのすっきりした仕上がり。あと、'60年代のものと比べるとやや曲のテンポが抑えてあって、ミディアムであってもちょっと踊り難そうかな。けれど、フリーダの発声のはっきりした丁寧なヴォーカルが映えるテンポではあります。
楽曲もポップでキャッチー、いい出来のが揃っていて、H=D=Hが彼女に力を入れて売り出そうとしていたのが判ります。

このアルバムより後のものでも良い曲は入ってるのだけれど、音のほうがデトロイト・ノーザンの溌溂としたスタイルではなくなってきているので、個人的にはやはり「Band Of Gold」の新しいものが始まるような勢いが好みです。
ソウルのリスナーよりもガールポップのファンに勧めたい作品。

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