2010-10-09

John Lennon & Yoko Ono / Double Fantasy – Stripped Down


ジョン・レノン古希記念か何かの11枚組ボックスセット、数日前に入手したのだけれど、まだ開封もしていない。今月は忙しいので、腰を据えて聴き込めるのは来月以降になりそうであります。まあ、誕生日や命日でなくても聴ければよいので。
で、代わりといってはなんだが、聴いているのが今回同時発売されたものの、ボックスには未収録である「Double Fantasy」の新ミックス。

実はそもそも「Double Fantasy」というアルバムはそんなに好きというわけではないのだな。要はジョンと小野洋子の曲が交互に入っていると、どうも落ち着かない。といってもヨーコの曲が駄目、というわけではなくて。実際、出自がポップソングのひとではない、ということを忘れるほど出来はいいと思う。ジョンとヨーコでは声の質感が違いすぎるような気がするのですな。アルバム最後にヨーコの曲が2つ続くところは、聴いていてもいいな、と思うのであります。

今回の新ミックス、ストリップト・ダウン・ヴァージョン、なんていってますが。ボーカルが際立つようにシンプル目のバンドサウンドになっております。曲によっては、まるでデモテープのようですが。エンディングが長かったり、曲前にジョンお喋りが入っていたりと、生々しさを残すような意図があるのでしょうか。
まあ演奏・歌そのものは同じなわけで、やはりマニア向けの商売という気もします。

とはいえ、従来、やけにロマンチックなアレンジであった "Woman" が今回、素うどんのようなあっさりな仕上がりになって、これなんか悪くないな。

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