
しかし、アマゾンのレヴューでも書かれているのだけれど、このCDはクレジットされているのと実際に入っている曲順がまるっきり別になっていて、困るね。本来、アルバム・シングル・未発表の順に並べられているべきものが出鱈目になっているので、プログラミングするかCD-Rに焼きなおして聴かなくてはならないのだな。
制作がニュー・ジャージーのスウィート王、ジョージ・カーとあってバックの音は甘さを漂わせたものになっているのだが、このリンダ・ジョーンズというひとはゴスペル仕込みで、どの曲でも全力をぶつけてくるスタイルであって、特にスロウでは迫力満点ですね。曲によっては甘いバックにディープなボーカルの取り合わせがトゥーマッチな気もするのだが、うまくいっているときはボーカルの力強さが引き立っていて、やはりそのうちでも代表曲 "Hypnotized" は、ゴージャスなアレンジとディープさのバランスが魅力です。
とてもポップな音つくりなのですが、未発表まで全曲手抜きなしのソウルフルなボーカルなので、聴くひとは選ぶかも。濃ゆいです。