2017-07-02

Brenton Wood / The Very Best Of


"Gimme Little Sign" という曲が昔から好きで、ヒットソングとしてね、軽やかで。なんとなく盤として持っていたいなあと思って、ブレントン・ウッドのコンピレイションを購入しました。
これは今年になって出たCDで、Bicycle Musicというあまり聞いたことの無い会社からのもの。マスタリングは音圧高めなものの、非常にクリアな音ではあります。

ここに収められた曲は1967~70年くらいにDouble Shotというハリウッドの独立レーベルから出されたもので、各曲のプロデューサーとしてもそこのオーナーふたりがクレジットされています。
サウンドのほうはハリウッドと聞いて思い浮かべるものとは違いますな。もっとローカルな感じで、拡がりもそれほどはない。また、管弦が殆ど入っていなくて、主にオルガンが色付けとして使われているのが特徴。予算の問題だったのかもしれませんが、今聴くとその簡素さが個性になっています。特に'67年あたりの曲はオルガンがガレージパンクみたいなチープな響きをしているのが面白い。

ブレントン・ウッドというひとはソフトな歌い口が持ち味で、ときにファルセット混じりになるそれにはスモーキー・ロビンソンを思わせる瞬間もあります。作曲も自分で行っており、ややワンパターン気味ではあるものの、その節回しにはいやみがない。
"Baby You Got It" なんて曲はだいぶ後年のウィリアム・デヴォーンを思わせるようで、いいですな。

全体にソウルというより黒人ポップ歌手という感じ。このあっさりした音楽も悪くないすね。

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