2017-07-10

Silver And Sunshine: Soft Rock Nuggets Vol.1


我が国のワーナー編纂によるコンピレイション〈Soft Rock Nuggets〉、全4枚。
収録されている曲の半分くらいは既に盤で持っているので非常に悩んだのですが、世界初CD化のものが含まれているし、今回のはマスタリングがいいよ、という話もあって入手することにしました。

その1枚目、「Silver And Sunshine」と題されたものを聴いております。米国で1965~70年にリリースされたものが24曲収録。
アソシエイションやハーパーズ・ビザールなどのような定番ものとともに、今まで名前も聞いたことのないグループが入っていて、正直、あまり印象に残らない曲もありますね。
勿論、拾い物もあって。パット・シャノンの "Candy Apple, Cotton Candy" は、アル・キャプスの繊細かつドラマティックなアレンジが素晴らしいし、コロナドスの "Good Morning, New Day" は正統派のサンシャインポップという感じでこれも悪くないぞ。

この盤の最初の2曲が'65年のもの。そのうちゴールドブライアーズはドリーミーなアメリカン・ポップで、今聴くとやはり時代を感じます。この曲がオープナーでいいのかしら。
しかし、同じ年に出されたグレン・キャンベルの "Guess I'm Dumb"、ブライアン・ウィルソンが手掛けた曲でこれまでも色んな編集盤に採られていますが、これは本当、いつ聴いても新しい。ライナーノーツでVandaの佐野氏は「時代のはるか先を行っていたこの曲はグレン・キャンベルのファンには理解されず、残念ながらヒットしていない」と書いているのだけれど、この曲はコマーシャルとはいえないと思うのですね。だからこそ色褪せないのではないか、と。

一曲の時間が短いので通しでもストレスなく聴けるのが良いですね。このジャンルへのとっかかりにするとしたら、よろしいのではないかしら。

2 件のコメント:

  1. foolishprideさん、こんばんは。

    このシリーズ、ネットで見かけてからちょっと気になってました。
    1枚目の紹介、ありがとうございました。参考になります。

    2枚目以降の内容も気になりますね。

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    1. JDさん、コメントありがとうございます。
      取り上げたいものはたくさんあるのですが、僕は同じ盤をずっと繰り返して聴くタイプな上、なかなか文章の方も進みません。
      まあ、あせらずにぼちぼちと行きたいとは思います。

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