2018-01-20

Led Zeppelin / Physical Graffiti


年末から年明けにかけて二週間ほど入院していまして。入院中は音楽を聴く機会がなかったが、別に聴きたいとも思わなかった。うむ、わたしは音楽や本が無くても別段困らずに暮らしていけるな、そのことを再認識しました。
ところで救急車というのは初めて乗ったのですが、なんですな、えらく揺れるものですな。あと、ERってんですか、あの緊急のやつ、あれドラマなんかで見たのそっくりそのままですな、緊張した面持ちの色んな人が入れ替わり立ち替わりで何しろ慌しい。なるほど私は死にかけているのだね、なんだか申し訳ないな、お仕事とはいえ迷惑をかけているようで。そういえばレッド・ゼッペリンに死にかけて、って曲があったな。


「Physical Graffiti」は1974年に制作され、翌年にリリースされた2枚組アルバム。
個人的な好みの話ですが(いつもそうだが)、このアルバムで楽曲として特別に気に入っているものはありません。しかし、演奏はえらく格好いい。だから、この一曲だけ聴きたい、という気分にはならないのだけれど、通して機嫌よく聴いていられる。接し方としてはジャズやファンクのアルバムに近いかな。2枚のうちでは1枚目のほうがいい。太くタイトな質感のものが多くて。

死にかけて~ "In My Time Of Dying" は彼らのスタジオ録音中で一番時間の長い曲だそうだが、グルーヴがいいので全然気にならない(これより初期のハッタリ強めな大仰で長い曲なんかは退屈に感じてしまうのだけれどね)。スタジオ・ライヴらしいアンビエンスも気持ち良い。
ところでこの曲、ボブ・ディランのファースト・アルバムにも入っていたっけ。覚えてなかった。ちゃんと聴いてみたら、歌詞以外は別物ですね。しかし、この曲に限らず、既にうまいねディランは。堂に入ってるというか。

0 件のコメント:

コメントを投稿