2014-07-06

Sweet Charles / For Sweet People From Sweet Charles


ジェイムズ・ブラウンのバンドで1960年代後半から活動し、特に'70年代半ばからはバンマスとしての役目も務めていたスウィート・チャールズ・シェレル。1974年にリリースされた彼の(今のところ)唯一のアルバムが世界初CD化されました。

その内容はというと、これが都会的でメロウなソウル。ジェイムズ・ブラウンはプロデューサーとしてクレジットされてはいますが、おそらく制作には立ち会っていないでしょう。アレンジャーはJ.B.'sのフレッド・ウェズリーとデイヴ・マシューズであり、実際には彼らが仕切ったように思えます。演奏もJ.B.'sではなくスタジオ・ミュージシャンによるものではないかな。

取り上げられている曲には古いもののカバーが多いのですが、どれも洗練され、かつ一捻りある解釈が愉しい。中でも、クローヴァーズのドゥーワップ・クラシック "Yes It's You" が実にスマートなモダンソウルに生まれ変わっているのは聴き物です。また、サム&デイヴの "Soul Man" も意表を付く仕上がりで、これも悪くない。

主役であるスウィート・チャールズのボーカルはファルセット主体のこれもメロウなもの。曲によっては、もろカーティス・メイフィールドといった感じです。それほど良い歌とも思いませんが、スロウとファンキーなものを交互に並べた構成と、アレンジの妙によって一枚通して聴けるアルバムになっていますよ。
ジョニー・ブリストルあたりが好きなひとにはお勧め。

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