2009-06-07

Bob Dylan / Blonde On Blonde


ディランの「Blonde On Blonde」、1966年にこのアルバムがどれだけ尖がっていたのか想像するのは僕には難しい。
現在の僕にとっては、もの凄く心地良く聴いていられるグッドタイムミュージックなのだな。
フォークロック、エレクトリックブルース、ヴォードヴィルめいたアレンジのもの、どの曲もリラックスして向かい合えるし、アルバム通しでも聴ける。
いくつかのラヴソングを除くと、歌詞の意味はさっぱり判らんのだが。

スタジオのエンジニアが優秀だった、というのがあるだろう。
太い中低音が気持ちいいし、楽器が多目に入っている曲でも、空間が開いているような感じで、聴き疲れしない。

でもって、シンプルながらニュアンス豊かなリズム、これがあるから時間が長めの曲でも単調にならずにいられる。
"Memphis Blues Again" なんか聴いてると、いいグルーヴがあればいくらでも歌は続いていける、そんな感じがする。
演奏がしっかりしているから、ディランの唄も肩の力の抜けた、生き生きしたものになっているんだろう。単にレイドバックしているわけではないのだな。
当時のニュー・ヨークのスタジオに比べ、ナッシュヴィルはどれだけ進んでいたのだろうか。

最近、特に好きなのが "Temporary Like Achilles"。
ピッキングはきれいだし、ああ、ブラシのプレイというのも気持ちいいなあ、なんて。

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