2011-04-23

Simon and Garfunkel / Bridge Over Troubled Water


「明日に架ける橋」40周年記念盤の日本盤が届いたよ、2CD+DVDのやつ(このアルバムが出たのは1970年なので、本当は41周年なんだけど)。
正直、抱き合わせ商法っぽいことは否めないリリースです。

CDは「Bridge Over Troubled Water」本編と「Live 1969」。一枚目の「Bridge~」は表記されていないのではっきりとは言えないけれど、ざっと聴いた感じではこれまで出ていたCDと同じマスタリングのような気がする。まあ、元のリマスターが丁寧にされたものであるので、これだけ聴くには問題はないのだけれど。ただ、以前のに入っていたボーナストラックは無し。
最初の発表では、二枚目「Live 1969」の方にに新たに発見された未発表曲も追加して収録される、とあったのだけれど、それも実現せず。
ところでこの「Live 1969」、レーベル面の写真は1972年のもののような気がするのだが。



ということで音源的には恐らく何も新しいもののない今回の記念盤、やはりメインはDVDだ。僕も日本語字幕が欲しくて、ずっと安い輸入盤を買わずにいたのだ。

1969年のTVスペシャル「Song Of America」はさすがに古いものであって粗い映像なのだけど、ブートレッグで見たことのあるものより色がちゃんと出ていて嬉しかった。
古き良きアメリカに対しての別れを意図して配置されたであろう "So Long, Frank Lloyd Wright" が、今見るとデュオの最後を暗示しているようにも感じた、と言ったらナイーヴすぎるだろうか。あと、断片であるが "Cuba Si, Nixon No" がオフィシャルな形で聴けるようになったのは初かな?
当たり前だけど、二人とも若い。でもって青い。学生っぽさというか。


また、今回新たに作られた「Harmony Game」の方はメイキング・オブ「Bridge~」という趣。エンジニアを交えたレコーディングの裏話が面白い。"Cecilia" のリズムはテープループで作ったとか、おなじみではあるけど "The Boxer" のドラム録りの話とかね。
あとアートの帽子が―。

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