2011-04-25

The Kinks / Kinks


初期3作のデラックスエディションが到着。
さすがにデラックスを名乗るだけに、ちょっとはマシなパッケージでありますよ。アナログっぽい色味は味があるし、ブックレットは力のこもった内容で、デザインも眺めていて楽しいものです。
肝心のリマスターはアンドルー・サンドヴァル&ダン・ハーシュという、ライノのCDでも名前を見かける2人であって。
うーん、正直英Sanctuaryらしくない、嬉しいリイシューだよ、これは。


早速、ファーストを聴いています。これのみステレオ&モノラルミックス収録で、レアトラック等を含め2枚で56曲収録だ。
今回は演奏クレジットも入っており、多くの曲のドラムはセッションマンのボビー・グレアムと明記。
ジミー・ペイジはアコースティック12弦ギターで "I'm A Lover Not A Fighter" "I've Been Driving On Bald Mountain" に参加。結局 "Revenge" には入ってないのね?

実際の音の方はリマスター効果絶大で、ビート系の曲の迫力が増しています。特にステレオミックスが凄く良いですよ。このファーストはもっとしょぼいイメージがあったんだけど、いや、格好いいな。
改めて聴いて、当時17歳であったデイヴ・デイヴィスの性急さが、このアルバムの雰囲気を決定しているような気がしました。時に空回りっぽいんだけど、それも含めてね。


とはいえ、やはりレイが本領を発揮しないと潤いに乏しい、とも思います。
"Stop Your Sobbing" におけるラサのコーラスがくっきりしているのはいいなあ。

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