2016-01-13

デヴィッド・ボウイが死ぬはずがない


はじめはそう思ったのだ。ポール・マッカートニーやレイ・デイヴィス、あるいはブライアン・ウィルソンについては、いつかは、とは感じているのに。
デヴィッド・ボウイは自らの存在をフィクションにすることで、その表現に切迫感を獲得していたと思っている。だから、いつだって現実から数ミリ浮遊しているようであったのだけど。

グレイトなソングライターであり、グレイトなシンガー。その時代の音を触媒にしながら、オリジナルなスタイルを生み出し続けてきた。格好良すぎて、表立って好きだといえないくらいだった。

リアルタイムで初めて聴いたアルバムは「Scary Monsters」だけれど、一番は「Hunky Dory」で、頭からケツまで好きだ。

曲単位ではいいのがたくさんありすぎて。とにかくこの二日くらいずっと考え続けて、今あえてひとつ選ぶとすれば "Absolute Beginners"。
音のほうはクライヴ・ランジャー&アラン・ウィンスタンリーというマッドネスのプロデューサー・チームであって、特にとがったところはない。ただただ、ひたすらにいい曲、いいメロディ。

ううん、何て言って終わればいいのかわからないよ。

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